ちろの目 その1

ちろは札幌で放浪中を保護されたときには
すでに右眼球はなかった。

ちろを捨てた元の飼い主にしか、失くした右目の事情はわからない。

動物管理センターから引き出してくれたmarimoさんを経由して
まいきむ家にやって来てから3年半。

残っていた左目に、白内障が始まっていたことには気付いていたが、
老化の症状で仕方がないのかなって思ってしまっていた。


まさか、突然こんな日が来るなんて。

水曜日の朝、居間の床にオシッコの水溜りが点在していた。
新入りのきーちゃんがしたと思い込んでいたら、
まいきむの目前でちろが床にシ~~~ッとやっている。

すごく驚いてその行動を見ていると、
よたよた歩き、あちこちにぶつかっていて障害物が全く見えていないことに気付いた。

ちろを抱き上げ、目を見ると、昨日までとはまったく違い
眼の表面全体が白く濁っていた。
白目は充血していて、前後の瞼も腫れぼったい。

何よりも痛みがあるらしく、目が半開きだ。

でも、
その時にはあまり深刻な予想はできなかった。

病院で見てもらうと、角膜には傷がないことがわかり
結膜炎の治療と点眼薬をもらった。
ただ、
表面を覆う白い幕を考えれば、何らかの原因からブドウ膜炎の可能性もあり
この時の医師からは、眼科専門の病院を匂わされた。

それでも
すぐに点眼をして、夜には目もパッチリ開いていたので
このまま明日には良くなるのじゃないかと、
このときは甘く考えていた。


つづく
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by cocokim | 2011-07-16 15:03 | ちろの目