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柴犬はなのこと

我が家には、柴犬のはながいた。
生後4ヶ月ころにやってきて、3才にならないうちに交通事故で虹の橋を渡ってしまった。

はながやってきた頃は、2月の寒い時期。
外で飼うつもりで柴犬を選んだが、いつまでも体は小さいし
北海道は寒い時期が長い。

なかなか外に出せないうちに、真夏になってしまった。
立派な犬小屋は用意したが、はなは怖がって中には入らない。
これでは、雨でも降ったらずぶ濡れになってしまう。

それよりも、家の中に犬がいる生活に私が味を占めてしまった。

可愛い寝顔。
一心に遊ぶ姿。
いつまでも「まて」をするいじらしさ。

そんな可愛さは、これまでに感じたことがなかった。
毛の生え変わり時期は抜け毛で苦労するが、はなは掃除機が大好きだったのでありがたかった。

クールな性格で、家族にはとても忠実だが、スキンシップが本音の所苦手らしかったな~~。
特に、添い寝されるのを嫌がった。

冬に暖房が聞いた居間よりも、涼しい玄関ホールの板の間にペトッと横になっている寝姿が可愛らしくて、
無理やりその横で添い寝したものだ。
私が寝入る頃こっそり逃げてしまうはな。。。。。。
目が覚めると玄関ホールの床に一人寝ている私。。。。。

来客がなくて良かったよ。

はなは水が苦手で、雨上がりの水溜りでさえも嫌がった。
でも、湖や川の中に足だけは入れるくらいに慣れたよ。

子犬頃は、買ったばかりの眼鏡を壊されたり、たくさんいたずらもされたし
色々な場所で排泄の粗相もされた。

2歳も過ぎた頃から、お互いのこと随分解りあえて来て、1泊2日のあ留守番さえ上手にできるようになった。

ドライブもキャンプもお兄のテニス観戦も、いつも一緒だった。
これから、もっともっと一緒に楽しむはずだった。

交通事故は一瞬の出来事だった。

私の不注意以外の何者でもない。
あの時、どうしてあんな所にリードをつないでしまったんだろう。。。。
どうしてあの場所に連れて行ってしまったんだろう。。。。

どんなに後悔しても時間は戻らない。

車道の隅で倒れているはなを抱き、いくら呼んでも叫んでも返事はなかった。
どんなにあやまっても、泣き叫んでも、はなの心臓は動いてくれなかった。

家族みんなが悲しみにくれたなかお葬式をした。

半年前には同じ場所で、老衰で亡くなったハスキー犬クロのお葬式をしたばかりだ。
まさか、はなの葬式を半年後にするなど思っても見なかった。

未だに、はなのことを一日も忘れたことはない。
おりこうさんだったことばかりが思い出される。
犬ってこんなに可愛くて賢いってことを、はなは教えてくれた。

他の犬もすばらしってことも教えてくれた。
家族の輪を太くしてくれたのもはなだった。

ありがとう、はな。

今、子犬のココは はなへの感謝の気持ちもこめて
大切に育てて、いっぱい幸せに長生きさせたいって思ってるよ。
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by cocokim | 2007-08-15 16:42 | 柴犬はなちゃん